マーケティングの手法でも最先端であるインフルエンサーマーケティング。
有名なYouTuberやインスタグラマーを起用する広告は、自社のサービス・製品の認知拡大、購買意欲の促進を高めてビジネスの成長を飛躍的にあげる可能性を秘めています。
もっともインフルエンサーマーケティングは、近年SNSの拡大とともに活用され始めたものであり、国内でも行われてはいますが、手法などが完全に確立しているとはいえないでしょう。
そこで今回は、マーケティングの分野では1歩先を進んでいる、海外諸国のインフルエンサーマーケティングの手法・海外の事例について詳しく解説していきます。
海外の事例を学び、日本のビジネスの場に落とし込むことでインフルエンサーマーケティングで大きな効果を出すことができるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。
inf(インフ)の利用メリットはこちらインフルエンサーマーケティングとは？
インフルエンサーマーケティングとはインフルエンサーにSNSなどを通じて自社のサービスや製品を紹介してもらうことで、認知度の拡大や購買促進を狙ったマーケティング手法の1つです。
SNSが身近になっている現代社会において、フォロワー数を何百万人と抱えている人物は「インフルエンサー」と呼ばれ多くの人に影響力を有しています。
フォローをしている消費者も、インフルエンサーには親近感・安心感を感じているので、企業発信の広告よりもインフルエンサー発信のものの方が興味を抱きやすい傾向にあるので、インフルエンサーを通じて宣伝を行うのは有用な手法だといえるでしょう。
日本ではテレビなどの媒体がまだまだ影響力を有している状態ですが、ネット広告で使われたお金がTVCMで使われた広告よりも多くなったように、今後ますますSNSなどの影響力が増していくことが予想されます。
海外でもインフルエンサーの影響は増しており、インフルエンサーマーケティングを活用することでサービスや商品の利用をする人の数がさらに多くなっているのが事実です。
そのため海外のインフルエンサーマーケティングの手法を学ぶことは、今後の日本におけるインフルエンサーマーケティングにおいても有用だといえるでしょう。
inf(インフ)の利用メリットはこちら海外のインフルエンサーマーケティングの具体的成功事例
ここからは海外のインフルエンサーマーケティングの具体的な成功事例についてみていきましょう。
日本ではインフルエンサーマーケティングは、商品・サービスのPR色が強く消費者が広告だと気付いたり、逆にステマだと非難を浴びてしまうケースもあります。
そこで海外の成功例をしっかりと把握しておくことで、失敗したりしないように成功するための要素を掴んでおきましょう。
Turf&Needlのインフルエンサーマーケティング
Turf&Needlはアメリカでマットレスを提供している会社です。日本でも同じように、アメリカにおいてもマットレスなど寝具をオンラインで購入することは避けられていました。
寝心地や触り心地などがオンライン上では分からないので、オフラインで実際に触ってみて選ぶ消費者が大多数だったからです。
そのためTurf&Needlでは#wakeUpBetterと題して、職業様々なインフルエンサーを起用し、自社のマットレスの有用性をSNSで発信してもらうキャンペーンを始めました。
多岐にわたるインフルエンサーが参加したことで、多くの人々にマットレスの有用性が認知され、マットレスという競争の激しい業界で大きな影響力を持つようになったのです。
この#wakeUpBetterキャンペーンは現在でも続いています。影響力のあるインフルエンサーと同じマットレスを使いSNS上でシェアすることができるというのは、消費者においても非常に魅力的であり、このインフルエンサーマーケティングが大きな成功を達成した要因といえるでしょう。
リーボックのインフルエンサーマーケティング
リーボックはイギリスのスポーツ用品を販売しているブランドです。
リーボックではスニーカーの宣伝をするために、インフルエンサーマーケティングを行いました。
「フロートライド・ラン」と題したこのキャンペーンは、店頭の販売員やランニングのインストラクターを行なっている人に無料でスニーカーを試してもらうという内容です。
通常インフルエンサーマーケティングでは、フォロワー数が何百万人も抱えた人が行うのをイメージしますが、このキャンペーンではフォロワーに近いインフルエンサーである販売員やインストラクターを採用しました。
結果的に「フロートライド・ラン」キャンペーンは、発売からすぐに600以上の製品レビューを獲得し、ベストセラースニーカーへとランクインさせ成功を収めたのです。
リーボックのインフルエンサーマーケティングでは、必ずしも有名なインフルエンサーでなければ成功しないとわけでないという良い具体例となっています。
Y Closet（中国の衣類レンタルサービス会社）のインフルエンサーマーケティング
中国のY Closetは衣類レンタルサービスを行なっている会社です。
Y Closetは広告やマーケティングに特化したインフルエンサーを活用して、クリーニング工場の洗濯後の水を飲んでもらうという内容のweb広告を作成。
工場の水がキレイに保たれており、水を飲んでも問題ないと伝えることを意図したものでした。
インフルエンサーは流石に水を飲むことを最初は嫌がり拒否。
しかしY Closetが30万円を支払うことを約束すると、インフルエンサーも水を飲むことを承諾しました。広告はこの一連の内容を面白おかしく伝えるものでしたが、結果的にこのインフルエンサーマーケティングは大成功。
広告の内容が秀逸であった点や、インフルエンサーの知名度などが上手く働いたことが成功の要因であったといえるのではないでしょうか。
inf(インフ)の利用メリットはこちらインフルエンサーマーケティングの成功要素を海外から学ぶ
今回はインフルエンサーマーケティングの海外における成功事例を解説してきました。
今回紹介してきたインフルエンサーマーケティングでは、有名なインフルエンサーを採用したものから一般に近い人までの幅広い人を採用した事例と様々です。
必ずしもSNSで何百万人も抱えているインフルエンサーだけではなく、企画や発信の仕方によっては身近な人であっても成功することが分かります。
そのため莫大な予算を費やすことなくインフルエンサーマーケティングを成功させることができる可能性もあるので、予算規模が少ない企業でも導入することで大きな効果を得ることができるのではないでしょうか。
国内ばかりではなく海外でも多く活用されているインフルエンサーマーケティング。サービスや製品の認知度を拡大したい、販売促進したいという企業はぜひ積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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